千羽鶴

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夏の甲子園予選がはじまるこの時期


私は各地の高校野球速報を見て、心を躍らせている


春の甲子園に出たチームが予選で敗れたり、予想も出来ないような大逆転勝利があったりと、毎日のようにスポーツニュースを賑わせている


そんな中、少し残念なニュースを目にした


兵庫県の大会

県予選で敗退したチームがその日戦った相手に、千羽鶴などのお守りを渡す行為が禁止になった


組み合わせ抽選会後に高野連から発表があったという


全国で一律に禁じた訳ではないようだ


理由は〝処分に困る〟という事


それなら尚更残念でたまらない

渡した千羽鶴で問題が起きたとか、渡す渡さないで不平等だという事ならまた納得がいく


処分に困るという理由で選手、マネージャーは納得がいくだろうか




私が高校野球をやっている時にも実際にお守りをもらった事がある


チームとしてもらったり個人としてももらった事がある


そこにはあげた側の【想い】が詰まっている


負けたチームは自分達の分まで頑張って欲しいという想いがあり、千羽鶴にその想いを込めて渡す

親は息子のために、女子マネージャーは選手のために、彼女は彼氏のために、色んな想いを込めてお守りを渡している


もらった側はその想いを受け取り、その想いも背負ってプレイをする


それが学生野球であり、高校野球の人気がある理由のひとつではないだろうか

ドラマが生まれ、涙を流す理由ではないか


決まってしまったものは仕方がないが、これ以上他県でも禁止されるのは勘弁していただきたい


千羽鶴には、部員だけでなくスタンドで応援してくれている方々の想いも詰まっている


その想いをみんなが伝えるのは難しいから、せめてもの形として千羽鶴に込めているように思う


2年半、必死で駆け抜けた高校野球生活

そしてその球児を支えた親や指導者、先生

応援しつづけてくれた地元の方


何百人、何千人の想いが千羽鶴には込められている


そしてその想いが伝わり、ドラマが生まれている



千羽鶴に想いを込める話



https://m.youtube.com/channel/UCU7YilmG0M42qXEDxNq3UZA