役割 前編
皆さんは仕事や今やっているスポーツ、家庭や現場で〝役割〟
そしてその役割はどういう役割だろうか
【今日は自分の役割】
というテーマで進めていこう
いつも通り野球で例えてみる
分かりやすい例で言うと2番打者
最近では2番打者でもバントはせず、
ここでは分かりやすく例に出すだけなので、戦略的な話は関係ない
試合の時、1番打者が出塁した時の2番打者の役割はバントとする
特に終盤、接戦の状況だと高確率で送りバントをするケースが多い
おそらく監督はそういう場面でバントが出来る選手を2番に置いて
それがとても分かりやすい〝役割〟である
監督はバントという役割を2番打者に与えている
緊迫した場面でのバントは容易なものではない
けれど、そういった場面だからこそ役割がはっきりするのだ
当の本人も自分はバントでランナーを進めることが自分の役割だと
そこで期待通りバントを決める
その積み重ね、繰り返しが他の人には出来ない、
そういう存在が私は役割だと思っている
その2番打者は自分の役割が明確で、普段から意識しているため、
監督もその役割を与え、
問題はここからである
同じ場面で4番打者ならどうだろう
チームの方針や本人の性格にもよるが、バントのサインが出た時、
私はできないと思う
これは何かと言うと役割の違いである
基本的に4番打者は打ってランナーを返すという意識を持っている
プライドが邪魔をし、バントにも影響が出るだろう
これは野球のやり方、考え方の話ではない
こういう風な事が世の中では沢山起きている
会社では上司が部下に仕事を与えるケースが多い
これは監督が選手にサインを出す事と同じだと思ってもらうといい
その時にその人間の役割を理解せずにサインを出すと、先程の4番
上司、監督側は説明不足
部下、選手側は認識不足
両者がこういう状態だと上手くいかない
上司と部下の間に溝がある状態なのだ
本人は当然だが、上司も部下の役割は何なのか、
会社の中でこの状態が広がると、、、
社員は面白くないし、この先は真っ暗である
けれど、
上司は部下がダメだと言い、部下は上司の文句を言う
部下は自分の役割にも気づいていない
これでは仕事にも身が入らない
数ヶ月後には退職届を書いている
私が知っているだけでもよく聞く話なので、
逆にこの役割が見つかり、
自分の役割が分かっている部下は言われなくても仕事をする
今置かれている立場を把握し、今やるべき事が明確になっている
例に出した2番打者の状態と同じである
この役割を上司が見つけてあげるか、
ただ、本人がその役割に気づけばいいが、
上司や監督、
長くなるので次回に繋げよう
つづく