輝く星

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昨年の夏の甲子園100回記念大会

皆さんもまだ記憶に新しいだろう


そしてその記念すべき大会で一躍有名となったのが吉田輝星という男である


吉田の代名詞は唸りをあげて伸びていくストレート

高校生レベルでは分かっていてもなかなか打てないその球を彼は甲子園で投げ続けた


県大会で150キロをマークし金足農業11年ぶりの甲子園に導いた


甲子園に入ってからも劇的な勝利が続き、チームは決勝戦まで駒を進めた


相手は高校野球界の王者、大阪桐蔭

連投と暑さの影響で序盤で大阪桐蔭打線につかまり大量リードを奪われた

そして秋田県予選から1人で守り続けたマウンドを仲間に譲った


決勝では大阪桐蔭ワンサイドゲームとなり金足農業は力尽きた


しかし秋田勢として103年ぶりの準優勝に、スタンドからは大きな拍手が送られた


1517

吉田が昨年夏に県大会から甲子園決勝までに投げた球数である


ここからは憶測であるが、彼はこの1517球に指導者、チームメイト、金足農業高校秋田県高校野球ファン、全ての期待を背負い魂を込めて投げた


その姿は日本中の感動を生み、たくさんの人に希望を与え、少年少女に夢を見させた


最近では球数制限やタイブレーク投手のフィジカル面を考えたルールが導入されている


彼が球数を気にし、自分自身に制限をかけていたらこのようなドラマは生まれなかった


痛くても投げろ、無理してでも投げろと言っているのではない


故障に過剰になりすぎたり、将来の事を考え過ぎるのはどうだろうかと私は正直思っている


吉田は自分の意思で投げ、最高の舞台で輝いた

彼が投げた1517球には一球一球意味があり、投げるたびに彼は成長していった


この先も、吉田のようなアグレッシブで勢いのある球児が少年少女に夢を与えるだろう



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