優勝旗返還

昨日、甲子園が開幕し、球児達の夏の物語が始まった

開会式では誉の主将が選手宣誓を行い、開幕ゲームにも誉が出場

敗れはしたものの、堂々と戦った

昨日の開会式

私はあるシーンを見て心が動いた

優勝旗返還

昨年、春夏連覇の大阪桐蔭が今年は予選で姿を消した

主将の中野は春にも一人で優勝旗を返還

夏には必ず全員で戻ってくると意気込んで夏の大阪大会に挑んだ

しかし、その目標は達成できずに幕を閉じた

今年のチームは昨年のチームと比較され、周りからのプレッシャーもあった

ここまで常勝軍団になった彼らなら仕方のない事かもしれないが、去年のチームは誰が見ても日本一のチームである

前年から3.4人はレギュラーで試合に出ており、投手も3人エース級がいた

クリーンアップは大学レベルでも即戦力になるレベルだった

そのチームと比較され続け、今年の選手は苦しい1年間だっただろう

最後は準々決勝で敗れたが、後輩達は3年生の諦めない姿、必死な姿を見れたのではないだろうか

主将の中野が掲げていた〝 日本一の意地 〟

その意地を見せられた最後の夏だっただろう

全員での優勝旗返還は叶わなかったが、堂々と、そして力強く歩き、中野は一人で返還した

その姿は後輩達の目には焼き付いただろう

そして後輩達の心には来年こそは全員で

という気持ちが更に強くなっただろう

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