重圧はねのけ13連覇

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夏の甲子園予選福島県大会


今年も彼らの連覇に注目が集まった


福島聖光学院


今や高校野球界では言わずと知れた甲子園常連校になった


昨年、平成最後の夏の県予選を制し、自分達の持つ県大会11連覇を塗り替え、12連覇を達成した


そんな彼らが今年は春以降苦しんでいた


春の県内支部大会決勝で敗退

県内の公式戦で敗れたのは20165月以降、およそ3年ぶりの事であり、連勝記録も49でストップした

3年ぶりという事は、現3年生は入学して県内で負けた経験がなかったという事になる


続く県大会でも2回戦で敗れ、常勝軍団に暗雲が立ち込めた


およそ3年間、負け知らずの彼らにとっては深刻な問題であった

チーム内では選手同士で批判の声もあり、主将に不満をぶつける選手もいた


主将清水は考えた


このような状態でいくら練習しても意味がない

2週間、全体練習をストップし、全ての時間をミーティングに充てた


監督には清水自ら直訴し、了承を得た


そして2週間、言いづらい事、耳が痛くなるような事までとことん言い合った

そこで生まれたのがチームの一体感だった


春の大会後、選手の口から出ていた言い訳や文句がなくなった

謙虚になり、自分と向き合った


それまではバラバラだった考え方や意識も少しずつ1つになっていった




そして迎えた夏の福島県予選


決勝まで進んだ彼らは、見事に重圧をはねのけ、13連覇という偉業を成し遂げた


毎年のように連覇の重圧と戦っている聖光学院野球部

そんな彼でさえ、今年の重圧は今までとは比べ物にならなかったように思う


優勝を決め、ベンチに入れなかった選手とも喜びを分かち合い、嬉し涙を流した


清水には

「チームを作り直してくれてありがとう。お前、最高のキャプテンだよ」

と言う仲間がいた


想像もできないようなプレッシャーの中、全国への切符を手にした聖光学院


甲子園でももうひと暴れしてくれるだろう


13連覇の裏側に隠された重圧の話



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